水力発電所の試験

負荷遮断試験とは|水車発電機を1/4から全負荷まで段階的に確認する手順

運転中の発電機を、わざと系統から切り離す。負荷遮断試験は、それを意図的に行う試験です。事故でしか起きないはずのことを、こちらから起こして確かめます。何を見ているのか。速度が上がりすぎないかを見る試験だと説明されることが多いのですが、本当に確...
測定器の使い方

ブレーカを切ったのに電圧がある|誘導電圧と回り込み電圧の見分け方とLo-Z測定

絶縁抵抗を測ろうとしてブレーカを切った。それなのに、メガーの活線警報が点灯する。テスターを当てると、対地電圧が60Vありました。回路は切ってあるのに、電圧がある。私は最初、どこかから電圧が回り込んでいると考えました。結論から言うと、これは回...
保護継電器の試験

極性試験のやり方|CTの減極性の確かめ方とVT試験・一点接地の確認

保護継電器の試験に合格しても、それだけでは安心できません。継電器は、CTとVTから送られてくる電流と電圧を見て動作します。その入り口が間違っていれば、継電器がどれだけ正確でも、正しく動きません。CT・VTの試験では、極性試験、レシオ試験、絶...
保護継電器の試験

制御器具番号(デバイス番号)一覧|51・86・87など現場で見る番号の意味

盤の故障表示が点灯している。「86-1」と「87」。番号は読める。でも、それが何を意味するのかが分からない。私が最初に現場に出たころ、これで固まりました。故障表示はすべて器具番号で書かれています。番号を知らなければ、何の故障なのかが分かりま...
水力発電所の試験

耐電圧試験のやり方|高圧回路の試験電圧の決め方・手順・判定と安全対策

絶縁抵抗計で測って問題なかったのに、なぜさらに高い電圧をかける試験が必要なのか。試験電圧をどう決めるのかも、条文を読んだだけでは分かりにくいところです。2つの試験は、見ているものが違います。内容は、新設工事でキュービクル母線と高圧ケーブルの...
水力発電所の試験

有水試験とは|水を通してから行う試験の流れと確認する項目

無水試験が終わったあと、有水試験で何をするのかがはっきりしない。工程表に並ぶ試験名は分かっても、それぞれが何を確かめているのかがつながらない。有水試験は、充水から始まって効率試験まで続きます。担当する試験が全体のどこにあるかが見えると、記録...
保護継電器の試験

UVR・OVRの試験方法|動作値と復帰値の考え方

UVRの成績書に「復帰値」という欄がある。動作値との違いが分からないまま、なんとなく数字を埋めていないでしょうか。動作値と復帰値の差には、ちゃんと理由があります。後半では、円板形UVRで整定タップと実際の動作値が大きくずれていた事例も紹介し...
保護継電器の試験

保護連動試験とは|手順と86トリップ回路、現場で見つかる不具合

特性試験の数値は出せるようになった。けれど連動試験になると、何を見ている試験なのかが掴めない。連動試験で見ているのは、遮断器が動くかどうかではありません。継電器の接点から遮断器までの経路がつながっていて、保護として成立するかどうかです。後半...
水力発電所の試験

水車入口弁とは|油圧開・重錘閉の仕組みと動作試験、閉鎖速度の調整

入口弁の試験に立ち会ったものの、なぜ開くときと閉じるときで仕組みが違うのかが分からない。閉鎖速度の調整に時間をかける理由も掴めない。開くときは油圧、閉じるときは重錘。この非対称には理由があります。入口弁は何をする弁か入口弁は、水圧管路から水...
水力発電所の試験

無水試験とは|水力発電所で水を通す前に行う試験の全体像と項目一覧

現場に入ったものの、いま自分がどの工程にいるのかが掴めない。目の前の試験が全体のどこに位置するのかも分からない。迷ったときは、無水試験を軸にして全体を見ると整理しやすくなります。各工程の詳しい記事へのリンクも、工程順に並べておきます。無水試...